日々是好日(続日々是元気)

メモがわりの日記。備忘録。旅行とかご飯とか。日々是元気の続き

タイ旅行ー4日目(ディナー編)

最終日のバンコク、この日は夜にメインがあり世界で一番予約の取れない店「ガガーン  Gaggan 」レストラン名はオーナーシェフのインド人のガガン・アナンド氏の名前から取ってるレストランで食事。

何年か前まで世界で一番予約が取れない店だったスペインの「エル・ブリ」で料理人だったそうだ。もう7,8年前だったか「エルブリ」の映画を見ていて一度行ってみたいなぁと思っていたら映画公開時にはもうお店が閉まっていた。

 

その後見たジャンレノの映画「シェフ」ではこの分子ガストロミーの実験的な料理を半分馬鹿にしたような映画だったりして窒素やオブラードを使う料理って?と思っていた。

 

その後日本人でただ一人「エル・ブリ」で修行した人が宮城の亘理で毎日限定1組だかでレストランを開いてると知り、そこに行ってみたいと思っているうちに仙台市内でお店を開いていた。夜は敷居が高かったので迷っていたら土曜日だけランチがあると聞いて昨年訪問したのだが、エスプーマはあったものの普通の懐石料理になっていたのだ。普通に懐石料理としては美味しいし夜に行けば真髄がわかるのかもしれない。

 

 

今回その世界で一番予約の取れないお店という事だったが結婚式に一緒に出る方が6人でキャンセルが出た所にちょうど連絡して6人分取れたのでキャンセルすると1人4万円のキャンセル料がかかるので6人必ず揃えたいという事でご一緒に連れて行ってもらう事になった。

 元大使館だという一軒家を改装したお店で入口を入るとAsia’s 50 Best Restaurantsで、2015年、2016年、2017年、2018年と4年連続の1位の証とミシュラン2018年でバンコクで3つ星はないけれど、2つ星のお店が2店舗選ばれていてそのうちの1つという証がしっかり飾ってあった。

中でサーブしてくれるのは日本人の女性とソムリエもベトナムから引き抜いたばかりという日本人の男性の方だったので遠慮なく日本語で色々お話しをする。
初めてご一緒するメンバーのお一人はバンコクに4年赴任していた時に一度もこの「Gaggan」の予約が取れなかったので、わざわざこの料理のために日本から旅行に来た方だった。

http://eatatgaggan.com/

 

最初にメニューが渡されるが、これを見て色々想像を膨らませてくださいとの事。答え合わせは全て食べ終わった後にします。と言われてみるもなすかな?唐辛子かな?と予想するだけ。お料理が来てからのお楽しみ。そして飲み物を注文するのだが私ともう一人の奥様女性2人は、料理に合うというソムリエがセレクトしたお酒をマリアージュを愉しんで飲む事にした。一杯がワインを試飲するくらいの量なので量はそれほどないとの事だ。

1品目。モモのマーク。答えわせはWHITE PEACH

不思議なモモの味。食べた事のないお料理。食感が初めてでフワフワ?

2品目。爆発マーク。YOGURI EXPLOSION

エルブリの映画でも見た「エスプーマ料理」泡状になって口の中で溶けてはじける。????これも食べた事がない。

3品目。舌が書いてあり、LICK IT UP。KISSの「LICK IT UP」が流れる。

お皿を持って下からべろっと舐める。最後の文字まで舐めると味がミックスされて全体を感じられる。この辺でもう味はよくわからなくなった(笑)音楽と皆でワイワイキャーキャーいいながら食べる楽しみだ。

4品目。チーズの絵。CHEESE GHEWAR。ちゃんとメモしてないから忘れている。普通に美味しかった。

5品目。なすの絵。なすのクッキー。

6品目、ご飯の絵。下がご飯がホワホワのスポンジになっていて初めての食感。

7品目。黒丸。炭のサモサで中はあーーーカレーが中に入ってるサモサだ。これは食べた事のある味。

8品目。卵の絵 よくできたうずらの卵に見えるものだが全然違うもので記憶がもう曖昧。メモすれば良かった・・

9品目。毒キノコの絵。普通に紅葉の下にキノコの形の食べ物が隠れていた。

10品目はアイスの絵。ホワイトアスパラガスに見えて、アイスで下にドライアイスそしてリキュールを入れるとモクモクと煙が、、、アイスなのに甘い物ではなくクローブの香り。

11品目。唐辛子の絵で、ソムタム味で、周りの赤は唐辛子で出来た紙状のもの。何とも言い難いお味だけどタイ風のお味。

12品目。パエリアの絵。2種類のタイ風カレーが入っていて、後から聞くと羊の脳みそだって。。。

13品目。緑のりんご。なのに出てきたのは北海道産の生うにに下がリンゴ味。新鮮なウニだ。

14品目、スシの絵。中トロが炙られて出てきて普通に鮨として美味しい。

15品目。コーンの絵。コーンと鴨にスープをかけて中休み。

16品目。エビの絵。これは普通にタンドリーの味がするエビでシェフはインドの人なのでこれは故郷の味なのかな?

17品目はココナッツの絵。これはホタテと沖縄の海ぶどうがココナッツ味の冷たいカレーがかかった馴染みのあるお味。

18品目は餃子の絵。これはネパール・インドのモモ。見た目からは想像できないけど食べると餃子!いわゆるモモの味がする。

19品目は羊の絵。これは普通にラムチョップで焼き方がまた絶妙。

20品目は炎の絵。これは竹皮に巻かれたサワラで、見ている前でバーナーで炙ってくれてすごく良い匂いだ。

21品目は★の絵。デススター形の入れ物に・・・・

普通に美味しいグリーンピースのタイカレーとご飯が入っていた。

22品目はばらの絵。見た瞬間「あ!美女と野獣に出てきた!」と叫んでしまった。

すっかり見た目の綺麗さに目が奪われ、一口で食べた味を忘れてる。

23品目はひまわりの絵。ライチのデザート。でも見た目がちょっとゾワゾワ(笑)ナウシカのオウムの目に見えてしまった。

24品目は虹の絵。これも舐めるデザート

最後は陰陽マーク。でみたままの陰陽のサフランとピズタチオのデザートでこの色からは想像できないお味だった。

最後にステンシルで答えわせが来るのでなるほど~と皆でここでも話が弾む。

マリアージュしたお酒は9種類。ワインの途中に日本酒も入ったりしたが本当によくお料理に合ったお酒だった。全部説明していただいたのに頭に全然残ってない(笑)メモ必要だったなぁ・・・

 

お料理が乗っていたお皿を全部繋げるとインドの形になってこんなのも楽しく面白い。トータルでエンターテイメントとして楽しめた。

他の部屋も見ますか?と言われてオープンキッチンや

カウンター席なんかを見せてもらった。

 日本にいる時に調べると、そんなに美味しい物ではないとかお腹一杯にならないとか色々書かれていたが実際皆でワイワイ、これは何だろう?何味じゃない?とかお喋りしながら食べてると楽しくて話が弾むのでとてもいい経験をさせてもらったなぁと心から満足できた。

そしてこのバンコクは2019年に閉めてしまい、2020年からは福岡でフレンチのシェフと一緒に8席程度のお店を開くという事だった。「場所はどこですか?」と聞いてみるも「まだ本当に場所も決まってないのです」 というお返事。本当かな(笑)?しかし日本に来てくれるのはビックリでした。また再訪する楽しみが出来た。