日々是好日(続日々是元気)

メモがわりの日記。備忘録。旅行とかご飯とか。日々是元気の続き

フィリップスコレクション(大人の休日4日目)

3日連続で疲れたな。。。と思って4日目はおとなしくしてようと思ったのだが、朝起きると相方も子供も用事があるというので、新幹線に飛び乗って東京に。

 

昨日も丸の内を歩いていてやっぱり行きたいなぁと思った「フィリップスコレクション」を観に三菱一号美術館へ向かう。

 

日曜日で混んでるかな?と思ったが混んでおらずサクッと入館。中はそれなりに混んでいたが普通に鑑賞できる。

 

私は全然このコレクションを知らなかったのだが

==もともとは鉄鋼業で財を成したフィリップス家の私邸で、まず当時の主人ダンカン・フィリップスが、相次いで亡くなった父と兄の追悼のために作品の収集を始め、結婚後は、画家でもあった妻マージョリーと、素晴らしいコレクションを築きあげた。この作品群を、1921年、自宅の大きな2つの部屋で一般に向けて公開したことから、「フィリップス・コレクション」(当時の名称は「フィリップス・メモリアル・アートギャラリー」)は始まっている。

との事で、中で説明を聞くとMoMAを作る時にも理事として絵画の選定にも携わっているくらいの目利きなのだった。

そして何より自分のコレクション一旦買っても、金策やポリシー通りに蒐集するために作品を売ったりしているところにビックリした。実業家と蒐集家として両立している所がビジネスマンでアメリカ人という感じがした。貴族がお金と権力にあかせて買いまくったものとは違う情熱を感じ、本物の「フィリップスコレクション」はワシントンの大使館通りに存在すると聞いて行ってみたい美術館の一つになった。普通コレクションはお金にあかせて蒐集したものが多いのだから。

そして今回の展示でビックリしたのは私の大好きなアングルが1点だけ入ってた事(笑)前回ルーブル展でも1点だけまぎれていたが、今回も期待せずひょいっと入っていてすごく得したような気分。しかしダンカンフィリップスのコメントは何もなかったのであまり重要には思ってなかったんだろうなぁー。それとも残っているというのは手放さかったという事で大事にしていたのか。

私は中3の夏に西洋美術館で「アングル展」を見て以来アングルが好きで大学時代ルーブル美術館に行った時には真っ先にアングルを見たのだ。その時見た水浴する女の小さい物が見れて本当に嬉しい。思ってた以上の展覧会だった。

 

そしてブリックスクエアの目の前のMIプラザ。今まで入った事がなかったのだが昨日目にして気になっていた明治生命館の無料公開を見る。

と入ってからハタと気が付いたがここは大学時代ゼミで教授が社史を書いた関係で、当時明治安田生命の社長と知り合いで最上階の社長室だか貴賓室にゼミ生全員を連れて行ってもらいGHQの接収・財閥解体・生命保険という相互会社のこれからなんかを社長自ら説明してもらったビルだった。大学時代のゼミは日本経営史と言い恩師が初めて専門的に始めた学問で、発展してきた企業を歴史的に人物等に焦点をあててなぜ企業が大きくなってきたかを考えるゼミだった。私的に一番興味のある歴史と経営を融合させる学問は本当に面白かったし、先生も色々な会社の社史を書いていた関係で学生では行けないような一部上場の会社の社長室や工場見学にゼミ生を連れて行ってくれた。

 

天井の高さの凄い事・・・・・

1階から2階へと無料で見学ができるが見れば見るほど素晴らしいビルだ。それもそのはず平成9年には国の重要文化財になっていた。

この漆喰のコテ細工の細かさが圧巻だった。今までみた天井の中で一番の細工の細かさ!

ここの床の大理石にはあちこちアンモナイトの化石が入っている。そういえばこれも大学3年生の時に見て説明を受けていたのを思い出した。

私が大学生の時はまだ古い丸ビルには残っていたメールシュート(笑)これは何???と面白くて見ていた物だ。

 

 

 

皇居側から外に出てみると昔のままのたたずまい。コリント式の列柱が素晴らしい。あーこのビルだったなぁと思い出す。反対側の新しくなった道路からは全然わからなくなっていた。

 

 

お一人様ぶらぶらだったのでランチは銀座ハゲ天で。