日々是好日(続日々是元気)

メモがわりの日記。備忘録。旅行とかご飯とか。日々是元気の続き

エジプト2日目−2(アブシール、ギザ)


実際発掘しているのがエジプト人の人足さん。
そこに混じって学生さんらしき人達もいる。女の子もいた。

話を聞いてみると早稲田の吉村ゼミに入った3回生で
夏休みを利用して、発掘現場にいきなり3ヶ月つれてくるのだそうだ。
その話を聞いただけで羨ましくなってしまった自分がいた(^^;
学生のうちにできる体験というか若いうちにできる体験は
年をとってからのものとは全然違う。
肌で感じる、風、匂い、感覚・・・・・・自我が確立しつつある
10代後半から20代前半にそんな経験をさせてもらえるなんて
幸運以外の何物でもない。

発掘現場を後にして、ピラミッドへ

でかいなんていうか繊細というところからは
かけ離れていて人類の想像する大きさを超えている。
思いっきり感動した。だが若い時見ていたら
もっと感動するのだろうなぁ、と冷静に分析する年老いた自分がいて
嫌だった。体と頭がやはり硬くなっている。若い時の旅行で見た
他の遺跡の時に受けた衝撃とは全然違ったものだった。
こちらの方がスケールが大きいにも関わらず・・・・

実際子供達を連れてきて見せてやりたかったなぁ・・・・・・・
頭じゃなくて体で感覚で受け止めてくれるだろうから。

それとも、自分で計画をしてたどり着く旅でないからなのか?
バスに乗ってれば次の目的地に着いてしまう安易さからくる
物なのか???

とか考えながらも楽しくピラミッド内部も見学
写真撮影禁止なので中はとれないが
TVのスペシャルで見た回廊、本と写真でしか見たことがない
内部に驚嘆。「そういえば、ナポレオンは夜に1人でこの内部に入って
何かの啓示を受けたのだが、内容は決して人に話さなかったんだよなぁー」
なんて考えながら玄室に入ると

空っぽの石棺に入って、瞑想するドイツ人のグループがいた。
ピラミッドパワーを受けているっぽい。

そしてお約束で乗ってみた。。。高いし、乗り降りがめちゃくちゃ怖い


顔に鳩が留まっていて変な顔になっているスフィンクス


夜は吉村教授と河合さんと私たちでお食事会。
なぜか地中海料理
一番若輩者の相方と私が教授の前と横になり、ちょっと緊張

お酒が強いらしくガンガン飲んで
色々お話を聞かせてもらった。
「学生で英語ができるのはまぁまぁでも構わないけど
色々な国の人や初対面の人でもうまくコミニュケーションが取れる人が一番大事」
「考古学は哲学がないとだめ」
「私は運がとてもいい」
「人の運なんて決まっているから、もったいなくて賭け事はしない」
「人より30年早いことをすると誰もついてこない、5年先の事をしろ」
「先入観のない人にならなくてはいけない」
等等


とってもパワーのある魅力的な人物でした。